貯水槽の定期清掃はなぜ必要?
水質トラブルを未然に防ぐ方法
「最近、水道水が少し濁っている気がする…」「お風呂の水がなんだか臭う…」
そんな住民の声が聞こえてきたら、貯水槽の汚れが原因かもしれません。
マンションの管理者やオーナーにとって、貯水槽の管理は見落としがちなポイントですが、実は住民の健康や満足度に直結する重要な設備です。
この記事では、マンションの貯水槽が汚れる原因とその対策について、わかりやすく解説します。
▣ なぜ貯水槽が汚れるのか?5つの主な原因
貯水槽は密閉されているように見えて、実はさまざまな要因で汚れが蓄積していきます。ここでは、特に多い5つの原因を紹介します。

1. 定期清掃の未実施
貯水槽の清掃は、建築物衛生法により年1回以上の実施が義務付けられています。しかし、実際には「忙しくて忘れていた」「予算が取れなかった」「前任者がやっていたと思っていた」などの理由で、清掃が長期間行われていないケースが少なくありません。
清掃を怠ると、底に泥やサビが沈殿し、細菌やカビが繁殖しやすい環境になります。これが水の濁りや臭いの原因となり、住民からの苦情につながることも。特に、築年数の古いマンションでは、清掃履歴が不明確な場合も多く、注意が必要です。
2. 老朽化によるサビやひび割れ
貯水槽は長年使用される設備のため、経年劣化によって内部にサビが発生したり、外壁にひび割れが生じることがあります。特に鉄製のタンクでは、内部の防錆塗装が剥がれると、サビが水に混入し「赤水」と呼ばれる現象が起こることも。
また、ひび割れた部分からは雨水や異物が侵入するリスクがあり、衛生面での問題が深刻化します。タンクの外観がきれいでも、内部は劣化していることがあるため、定期的な点検と補修が不可欠です。
3. 雨水や虫の侵入
貯水槽の蓋や通気口のパッキンが劣化していたり、しっかり閉まっていない場合、雨水や虫、小動物が侵入する可能性があります。特に、台風や大雨の後には、蓋の隙間から雨水が流れ込み、タンク内の水質を一気に悪化させることも。
また、虫や小動物の死骸が混入すると、細菌の繁殖や悪臭の原因になります。これらは住民の健康に直接影響を与えるだけでなく、心理的な不快感も大きな問題です。
4. 給水設備の不具合
貯水槽は単体で機能しているわけではなく、ポンプや配管などの給水設備と連携して動いています。これらの設備に不具合があると、水の流れが滞り、タンク内に水が長時間滞留することで、汚れや細菌が蓄積しやすくなります。
例えば、ポンプの故障で水が循環しなくなったり、逆流防止弁の不具合で外部の汚水が混入するケースもあります。こうしたトラブルは、専門的な点検でしか発見できないことが多いため、定期的な設備点検が重要です。
5. 周辺環境の影響
貯水槽の設置場所によっては、周囲の環境が汚れの原因になることもあります。たとえば、近くに大きな木がある場合、落ち葉や花粉が蓋の隙間から入り込むことがあります。また、鳥がタンクの上にとまってフンを落とすこともあり、これが水質悪化の原因になることも。
さらに、風の強い地域では、砂ぼこりやゴミが吹き込むこともあるため、設置場所の環境に応じた対策(防虫ネットやカバーの設置など)が求められます。
これらの原因のどれか一つでも当てはまるなら、すぐに点検・清掃を検討しましょう。
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▣ 汚れた貯水槽が引き起こすリスク
貯水槽の汚れは、見た目ではわかりにくいものの、放置すると深刻な問題を引き起こします。ここでは、主なリスクを紹介します。

1.水質の悪化による健康被害(細菌の繁殖など)
貯水槽内にサビや汚れが蓄積すると、レジオネラ菌や大腸菌などの細菌が繁殖する可能性があります。これらの菌が水道水に混入すると、下痢・嘔吐・発熱・肺炎などの健康被害を引き起こすことがあります。
特に、免疫力の低い高齢者や乳幼児がいる家庭では深刻な影響を及ぼす恐れがあり、実際に過去には、清掃不備が原因で住民が体調を崩した事例も報告されています。

2.住民からのクレームや信頼の低下
「水が臭い」「濁っている」「赤水が出る」といったトラブルが発生すると、住民からのクレームが相次ぐ可能性があります。これにより、管理会社やオーナーへの信頼が低下し、退去や入居率の低下にもつながりかねません。
最近では、貯水槽の管理状況を気にする入居希望者も増えており、清掃記録や衛生状態が物件選びの判断材料になるケースもあります

3.法令違反による罰則や行政指導
貯水槽の容量が10立方メートルを超える「簡易専用水道」に該当する場合、水道法により年1回以上の清掃と検査が義務付けられています。これを怠ると、以下のような罰則が科される可能性があります:
- 給水停止命令
- 改善命令
- 命令違反時:1年以下の懲役または100万円以下の罰金
- 定期検査未実施:100万円以下の罰金 1
また、行政からの指導や公表により、物件の評判が悪化するリスクもあります。
健康・信頼・法令の3つのリスクを避けるためにも、早めの対応が重要です。
貯水槽清掃についてもっと詳しく知りたい場合は、貯水槽の清掃手順をチェック!
▣ 汚れを防ぐためにできること
汚れを未然に防ぐには、日頃の管理と点検がカギです。ここでは、すぐに実践できる対策をご紹介します。
✅ 定期的な清掃と点検の実施(年1回以上)
✅ 清掃業者の選定(実績・資格・対応エリアを確認)
✅ 蓋やパッキンの劣化チェック
✅ 住民への周知と協力(節水・異常時の報告)
「汚れてから」ではなく、「汚れる前」の対策がコストも安心も守ります。
また、設置から8年以上経過している場合は、貯水槽の塗装も検討しましょう。適切な塗装を施せば、貯水槽の防錆・防水効果を向上させることができます。
▣ まとめ:早めの対応が安心・安全につながる
貯水槽の汚れは、見えないからこそ放置されがちですが、放っておくと大きなトラブルに発展します。
定期的な清掃と点検を行うことで、住民の安心と快適な暮らしを守りましょう。
地域密着型の当社では、国家資格を持つスタッフが丁寧・確実に清掃を実施しております。
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