貯水槽の衛生管理は施設の信頼性に直結! 温浴施設・病院の事例紹介

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「水が濁っている」「なんだか臭う」
そんな利用者の声が上がったとき、最初に疑うべきは“貯水槽”かもしれません。

温浴施設や病院など、水を大量に使用する施設では、貯水槽の衛生管理が施設の信頼性に直結します。
特に、入浴や飲用、調理、医療行為などに水を使用する環境では、水質の安全性が利用者の健康に直結するため、わずかな異常も見逃せません。

しかし、貯水槽は建物の屋上や地下に設置されていることが多く、普段は目に見えない存在です。
そのため、清掃や点検が後回しになり、気づいたときには深刻なトラブルに発展しているケースも少なくありません。

この記事では、貯水槽の衛生管理がなぜ重要なのか、どのようなトラブルが起こり得るのか、そして実際の改善事例を交えて詳しく解説します。

目次
  1. なぜ貯水槽の衛生管理が重要なのか?
    • 利用者の健康に直結する
    • 水質トラブルは施設の信用を失墜させる
    • 法令での管理義務がある
  2. 清掃・点検を怠った場合に起こるトラブル
    • レジオネラ菌の繁殖
    • 虫や異物の混入
    • 水質基準の違反
  3. 衛生管理のために必要な対応
    • 年1回以上の定期清掃
    • 水質検査の実施
    • 点検・補修
    • 報告書の保管と提出
  4. 実際の改善事例
  5. 衛生管理を強化するためのポイント
  6. まとめ

① 利用者の健康に直結する

温浴施設では、貯水槽の水が浴槽水やシャワー水として使用されます。
病院では、飲用水や手術・処置に使う水としても利用されることがあり、水質の安全性が患者の命に関わることもあります。

② 水質トラブルは施設の信用を失墜させる

  • 「水が濁っている」「臭いがする」
  • 「浴槽に浮遊物がある」
  • 「水を飲んだらお腹を壊した」

こうしたクレームが発生すると、SNSや口コミサイトで拡散され、施設の評判が一気に低下するリスクがあります。

③ 法令での管理義務がある

水道法では、10立方メートル以上の貯水槽を「簡易専用水道」と定義し、年1回以上の清掃と水質検査を義務化しています。
違反が発覚した場合、保健所からの指導や営業停止処分の可能性もあります。

① レジオネラ菌の繁殖

温浴施設で特に注意が必要なのがレジオネラ属菌です。
この菌は、ぬるま湯や配管内に繁殖しやすく、吸入によって肺炎を引き起こすことがあります。
高齢者や免疫力の低い方が多い施設では、重篤化のリスクも高く、最悪の場合は死亡事故につながることも。

② 虫や異物の混入

貯水槽の蓋が劣化していたり、パッキンが破損していると、ゴキブリや小動物が侵入することがあります。
これが原因で水が汚染され、飲用や調理に使えなくなるケースもあります。

③ 水質基準の違反

  • 濁度の上昇
  • 残留塩素の不足
  • 異臭・異味の発生

これらはすべて、水質基準違反として保健所の指導対象になります。

① 年1回以上の定期清掃

  • 高圧洗浄による内部洗浄
  • 沈殿物・スライムの除去
  • 消毒作業(次亜塩素酸ナトリウムなど)

② 水質検査の実施

  • 残留塩素濃度
  • 一般細菌・大腸菌群
  • 濁度・色度・臭気

③ 点検・補修

  • 蓋の密閉性確認
  • 配管・バルブの劣化チェック
  • 防水・塗装の状態確認

④ 報告書の保管と提出

  • 清掃・点検・検査の結果は、報告書として保管し、必要に応じて保健所に提出できるようにしておく必要があります。

利用者から「浴槽の水が濁っている」とのクレームが相次ぎ、調査の結果、貯水槽内に藻とスライムが発生していたことが判明。

清掃履歴を確認すると、3年以上未実施だったことがわかり、緊急清掃・消毒を実施

その後、定期清掃を行うことで、クレームはゼロに。

水道水に異臭があり、検査の結果、残留塩素濃度が基準値を下回っていることが判明。

原因は、貯水槽の蓋の劣化による外気の混入と判明。
蓋の交換と消毒作業を実施し、水質が改善。
保健所からの指導も回避できました。

  • 清掃・点検は年1回以上を厳守
  • 報告書を保管し、管理体制を明確に
  • 異常があればすぐに専門業者に相談
  • 夜間施工や短時間対応で営業への影響を最小限に

日産技研理化工業では、温浴施設・病院向けの清掃・点検プランのご提案が可能です。
現地調査は無料で、夜間施工や休日対応も行っております。

貯水槽の衛生管理は、単なる設備管理ではなく、施設の信頼性と利用者の健康を守るための最重要課題です。
特に温浴施設や病院では、わずかな水質異常が大きなクレームや事故につながる可能性があるため、定期的な清掃・点検・検査が不可欠です。

「最近、清掃をしていない」「水質に不安がある」
そんな方は、ぜひこの機会に貯水槽の状態をチェックしてみてください。

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現地調査は無料で承っております。